ニュージーンズは何があった?メンバーの脱退や事務所復帰についても調査

この記事では、韓国アイドルグループ・ニュージーンズに何があったのか振り返ってみました。ニュージーンズは、デビューからわずか1年でアメリカのビルボード200で1位を獲得し、ミリオンセラーのアルバムを出し続けるなど、大型新人として活躍していました。ところが、所属事務所とのトラブルにより現在は表舞台に立つことができなくなっています。一体何があったのか、メンバーの脱退や事務所復帰についても調査してみたいと思います。
【時系列で解説】ニュージーンズは何があった?
ニュージーンズは、目覚ましい活躍をしていた矢先に突然、メディアから姿を消しました。新曲リリースはもちろん、授賞式やテレビ番組にも顔を見せなくなり「あんなに売れていたのに今何をしているの?」と思っている人も多くいるのではないでしょうか。それでは、ここからは時系列で、ニュージーンズに何があったのか解説します。
2021年6月:ミン・ヒジンと事務所の対立が表面化
2021年、ミン・ヒジン氏と所属事務所HYBEの対立が表面化します。ミン・ヒジン氏とはニュージーンズを生み出した親のような存在で、HYBEの社長・パク氏に誘われる形で入社しました。
ミン・ヒジン氏はこれまでも東方神起や少女時代、EXOなどの売れっ子アイドルのビジュアルやコンセプト構成を手がけてきた、敏腕アートディレクターでした。ミン・ヒジン氏とHYBEの間では、特に渦中のニュージーンズのメンバー構成などで揉めたようです。
2021年11月:ミン・ヒジンが新会社設立
HYBEとの対立が明らかになり数ヶ月後、ミン・ヒジン氏はみずからの会社「ADOR」を設立しました。ADORの代表に就任し、HYBE傘下で運営していくことになります。このとき、すでにミン・ヒジン氏はニュージーンズのデビュー準備を進めていたため、ニュージーンズとしてデビュー予定だったメンバーたちは、ミン・ヒジン氏についていきADORに所属することになりました。しかし、同時期にHYBEからアイドルグループ「ルセラフィム」が先にデビューします。このことで、ミン・ヒジン氏はさらにHYBEへの疑念を強めていくことに。
2024年4月:HYBEがミン・ヒジンの独立を疑い始める
ルセラフィムもニュージーンズもデビューし、それぞれが活躍する中で、HYBEは「ミン・ヒジンがいつか独立するのではないか」「HYBEを乗っ取ろうとしているのではないか」と疑いの目を向け始めるようになります。もともと、HYBEの株の8割を保有していたAROR(ミン・ヒジン氏)は、敏腕アートディレクターとして名が知られていましたから、HYBEの社長・パク氏にとっても脅威の存在だったのでしょう。
2024年8月:HYBEがミン・ヒジンを解雇
結局HYBEは、事務所を乗っ取ろうとしていると推測したミン・ヒジン氏を解雇することにしました。これに納得がいかないのは、もちろんミン・ヒジン氏本人と、ミン・ヒジン氏を親のように慕っていたニュージーンズのメンバーです。ミン・ヒジン氏は記者会見を開き、以下を主張しました。
- ニュージーンズのデビューが不当に遅らされ、ルセラフィムを先にデビューさせた
- ニュージーンズの妹分としてデビューしたアイリットは、ニュージーンズのコンセプトを模倣している
2024年11月:ニュージーンズがミン・ヒジンの復帰を求め内容証明を送付
ミン・ヒジン氏が解雇され、ADORには新しい代表が加わりました。しかし、これまでずっと自分たちを支えデビューさせてくれたミン・ヒジン氏がいない環境で、アイドル活動をすることはできないと判断したニュージーンズ。ミン・ヒジン氏の復帰を求め、ADORに内容証明を送付します。14日以内に要求を受け入れなければ、ニュージーンズはADORと契約を解除すると主張しました。その結果、HYBEとADORはミン・ヒジン氏の復帰要求を受け入れませんでした。そして、ニュージーンズはADORを去ることになります。
2025年2月:ニュージーンズが「NJZ」に改名
ADORを退所したことで、ニュージーンズという名前が使えなくなってしまった彼女たちは、独断でグループ名を「NJZ」に変更します。しかし、これに対しHYBEとADORは「ニュージーンズとADORの専属契約は2029年7月まで有効である」と主張。NJZに独断で活動することを禁じ、韓国地裁もこれを認めました。つまり、ADOR所属のニュージーンズとしての活動はできるが、NJZという独自の活動はできないという結果になってしまったのです。これを受けNJZは、活動休止を発表しました。
参考:朝鮮日報
2025年11月:ニュージーンズのメンバー全員がADORへの復帰を発表
活動を休止してから半年あまりが経過し、ニュージーンズのメンバー5人が「ADORに復帰する」と発表。しかし、これはニュージーンズのメンバー側の一方的な宣言であり、ADOR側は「個別面談を調整中」としてコメントを控えました。その後、ニュージーンズが「NJZ」として活動していた頃のSNSアカウントが整理され、フォロワーなどが解除されたため、世間では「NJZとしての活動を終了し、ニュージーンズに戻るのでは」と推測されています。
参考:Yahooニュース
メンバーの脱退も噂されていますが、現在のところは5人でニュージーンズとして復帰するようです。
2025年12月:ニュージーンズの分裂疑惑
ニュージーンズが5人でADORに復帰することが発表されましたが、実は発表の仕方が独特でした。ヘインさんとヘリンさんが先に復帰を発表し、その2時間後にミンジさん、ハニさん、ダニエルさんの復帰が知らされたのです。発表時間のズレについて、メンバーのスケジュールによるものだと主張されましたが、世間では「すでに2対3の構造になっているのでは?」といわれています。ヘインさんとヘリンさんはADORと密な話し合いを経たとされますが、後者3名はADORの返事を待たずに復帰を宣言したようです。
参考:RBB TODAY
まとめ
人気アイドルグループ・ニュージーンズに何があったのか調査しました。ニュージーンズと所属事務所ADORおよび親事務所であるHYBEとの間には、複雑なトラブルが複数起こっていました。もともとは事務所のトップ同士の対立で、若きニュージーンズは巻き込まれる形でした。ニュージーンズがアイドルとしての自我を持ち、記者会見や独自の活動をしたりするようになり、ルセラフィムやアイリットなど周辺のアイドルグループにも誹謗中傷が飛ぶようになったそうです。今後、ニュージーンズがどのように活動していくのか、動向が注目されています。











