コラム

ETH(イーサリアム)対応のウォレットは?特徴や使い方も解説

ETH(イーサリアム)対応のウォレットは?特徴や使い方も解説

最近ではかわいいキャラクターがアイコンになったミームコインのような仮想通貨も多く、仮想通に関心を持つ人も増えてきているのではないでしょうか。ミームコインなどの仮想通貨の銘柄選びには、参考資料を良く見て検討をする必要がありますが、そのリスクについても対応策を考える必要があります。仮想通貨のリスクといえば、取引所のハッキングリスクや、取引所の破綻時に自分の資産が引き出せなくなってしまうリスクなどがありますね。そのようなリスクをなるべく回避するために、仮想通貨ウォレットが一つの選択肢となります。

そこで今回は、人気のイーサリアム(ETH)に対応しているウォレット中心に、仮想通貨ウォレットについて解説していきます。

目次
  1. イーサリアムとは?
    • イーサリアム基本情報
    • イーサリアムの特徴
  2. イーサリアム対応ウォレットとその特徴
    • MetaMask(メタマスク)
    • Trust Wallet(トラスト ウォレット)
    • Ledger Nano S / X(レジャー ナノ)
    • Coinbase Wallet(コインベース ウォレット)
  3. イーサリアム対応ウォレットの使い方
  4. まとめ

イーサリアムとは?

イーサリアム対応ウォレットを見ていく前に、まずはイーサリアムの基本情報から見ていきましょう。

イーサリアム基本情報

  • 仮想通貨名称:イーサリアム / イーサ
  • ティッカーシンボル:ETH
  • ブロックチェーン:イーサリアム
  • 発行上限:なし
  • 時価総額ランク:2位(2024年10月20日現在)
  • 発行開始時期:2015年7月
  • コンセンサスアルゴリズム:※PoS

※イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムは、大型アップデートにより、 PoW(プルーフ・オブ・ワーク)から PoS(プルーフ・オブ・ステーク)へ移行しました。

イーサリアムの特徴

  •  スマートコントラクト:自動化された契約を実行するためのプログラムで、トランザクションの条件を満たすと自動的に実行されます
  • DApps(分散型アプリケーション):イーサリアム上で動作するアプリケーションで、中央サーバーを必要としません。
  • ERC-20トークン:イーサリアム上で発行されるトークンの標準規格で、ICO(初期コインオファリング)によく使用されます。
  • ガス(Gas):トランザクションを実行するためのコストで、イーサリアムのネットワークリソースを消費します。
  • プライバシーとセキュリティ:ブロックチェーン技術により、トランザクションの透明性と不可逆性が確保されます。
  • 分散型自治組織(DAO):ユーザーが共同で管理する組織形態で、イーサリアム上で実装されることが多いです。

これらの特徴により、イーサリアムは多様な分野で応用が可能な革新的なプラットフォームとなっています。

イーサリアム対応ウォレットとその特徴

イーサリアム対応のウォレットはいくつかあります。中でも代表的なウォレットとその特徴について解説していきます。

MetaMask(メタマスク)

ブラウザ拡張機能として動作し、簡単にインストールできます。モバイルアプリも提供されています。インストールが簡単で、ブラウザ上で直接取引ができます。2022年の時点で月間アクティブユーザーが3,000万人を超える、超人気のウォレットです。

Trust Wallet(トラスト ウォレット)

初心者にも好評で、65種類以上のブロックチェーン及び、仮想通貨やNFTを含む数百万のデジタル資産に対応しているウェブウォレットです。ユーザーフレンドリーなインターフェースが特徴です。モバイルアプリで、どこでもアクセス可能です。

Ledger Nano S / X(レジャー ナノ)

ハードウェアウォレットで、物理的なセキュリティを提供します。Ledger Nano SはパソコンとUSBケーブルで接続して利用しますが、Ledger Nano XはBluetoothで通信するため、ケーブルが不要になりました。物理的なセキュリティが高く、ハッキングのリスクが低いです。

Coinbase Wallet(コインベース ウォレット)

世界的に人気の仮想通貨初心者向けのウォレットアプリです。クリップボード機能や、多くのデカップリングアプリとの連携が可能です。多機能で、他のアプリとの連携がしやすいです。

イーサリアム対応ウォレットの使い方

  1. ウォレットのインストール:まず、選んだウォレットのアプリや拡張機能をインストールします。
  2. アカウントの作成:ウォレットアカウントを作成し、パスワードを設定します。この時パスワードの保管には十分に注意しましょう。
  3. 仮想通貨の追加:イーサリアムのコントラクトアドレスを入力することで、ウォレットにトークンを追加できます。
  4. 資金の追加:送金先のアドレス、送金金額を入力し、送金を実行します。
  5. 取引の実行:ウォレットを使って、他のユーザーとイーサリアムを送受信したり、DApps(分散型アプリ)にアクセスすることで様々なサービスを利用できます。

まとめ

イーサリアム対応ウォレットは、それぞれ異なる利便性やセキュリティレベルを提供しています。あなたのニーズや利用環境によって、どのウォレットが最適か変わってきますので、自分に合ったイーサリアム対応ウォレットを選んでどんどん使いこなしていきましょう。