この記事では『夫婦の世界』のキャストやネタバレをご紹介します。『夫婦の世界』は日本でもリメイクされ、大ヒットしたドロ沼不倫ドラマ。映画やドラマ作品のスケールに定評のある韓国で、表現力豊かな俳優たちが繰り広げる愛と憎しみに満ちた戦いは、思わず息をのんでしまう迫力でしたね。そんな話題の作品『夫婦の世界』についてご紹介します。
『夫婦の世界』キャストは?
『夫婦の世界』は、主演の周辺人物が全員グルという設定なので、さまざまな人が関与し2人の不倫をサポートする描写もみられます。ここでは夫婦の世界の主要キャストに絞ってご紹介します。この3人を覚えておけば『夫婦の世界』という作品で何が起こるのか予想できるでしょう。キャスティングも豪華なので、作品を見る際の参考にしてみてくださいね。
キム・ヒエ(チ・ソヌ役)
家庭医学科専門医チ・ソヌを演じたのは、キム・ヒエさんです。
良妻賢母で完璧主義な女性像にぴったりのキャスティングで、物語の主軸となるドロ沼不倫に巻き込まれていきます。17歳の時に両親を失っている苦労人でもありますが、現在は地位と名誉を得て幸せに暮らしている…そのはずでしたが、優しい夫には彼女の知らない姿がありました。
パク・ヘジュン(イ・テオ役)
チ・ソヌの夫イ・テオを演じたのは、パク・ヘジュンさんです。
職業は映画監督で、ルックスもさることながら、明るく少年のような性格がモテるタイプ。妻が医師なのをいいことに、自分の夢ばかり追いかけていました。妻の援助で社長に就任することができ、順風満帆な人生に思えましたが、どこかで劣等感を抱いて生きていました。そんな中、自分を慕ってくれる若い女性・ダギョンに出会い、深入りしてしまいます。
ハン・ソヒ(ヨ・ダギョン役)
イ・テオの不倫相手ヨ・ダギョンを演じたのは、ハン・ソヒさんです。
数々の話題作で爪痕を残してきた実力派俳優ハンソヒ 熱愛も話題ですが、本作では妻子持ちの男性イ・テオと不倫関係に陥り、子どもを身ごもってしまうという悪女役。有名な財産家の父とミスコリア出身の美しい母を持つ世間知らずのお嬢様で、不倫に罪悪感を抱いていません。妊娠をきっかけに訪れた産婦人科には、あろうことか不倫相手イ・テオの妻が医師として働いていました。
『夫婦の世界』ネタバレ
出典:BS日テレ公式チャンネル
メインキャストをご紹介したところで『夫婦の世界』のネタバレを解説します。冒頭のあらすじからご紹介し、最後の【ネタバレ】と表記されている部分で結末について解説します。先に作品を楽しまれたい方は【ネタバレ】の部分は飛ばしてくださいね。見る人をくぎ付けにする不倫ドラマは、一体どのように着地するのでしょうか。
夫の不倫を嗅ぎ付けるソヌ
優しい夫テオと可愛い息子と、幸せな生活を送っていた医師・ソヌ。ある日、夫のマフラーに自分のものではない髪の毛が付着しているのを発見します。夫の不倫を疑い始め、予感が的中してしまいます。さらに最悪なことに、テオの不倫は、ソヌの同僚ミョンソクを含む周囲の人物全員が知っていたのです。ソヌの周囲も味方につけ不倫を続けていたテオ。さらに、ソヌが産婦人科医として働く病院に、不倫相手のダギョンが診察に来ます。そして、ダギョンは妊娠していることが判明するのです。
自身も不倫し夫への復讐を決意
幸せな生活が音を立てて崩れ落ち、優しかった夫への復讐を決意したソヌ。以前から自分に好意を持っていたジュヒョクを利用し、肉体関係を持つと、夫テオの会社の収支や個人口座などを調べさせます。そこでテオの会社が破産寸前だと分かると、テオをとことん追い込み離婚する計画を立て始めるのでした。まず、不倫相手のダギョンの家を訪れ、ダギョンの父親に不倫の事実を明かします。このことに激昂したテオはソヌにケガを負わせ、あっさりと離婚が成立しました。
ソヌ以外の全員に届いた赤い封筒
2年後、ソヌ以外の周辺人物に赤い封筒が届きました。そこにはテオ、ダギョン、そしてあれから産まれたのであろう子どもの写真が。テオはその後仕事で成功していたため、ソヌとの間に産まれていた息子ジュニョンをソヌから取り戻そうと企んでいたのでした。そこから、ソヌとテオの息子ジュニョンを巡る対立が始まっていきます。
【ネタバレ】衝撃のラスト!
ジュニョンのことで言い争うようになった元夫婦・ソヌとテオ。しかし、いつしか感情的になり再び肉体関係を持ってしまうのです。そのことが息子ジュニョンやダギョンにバレ、さらに事態は複雑に。テオは、またソヌとジュニョンとやり直したいと懇願します。これを拒否したソヌでしたが、なんとテオは自殺を図ろうとします。そんなテオに駆け寄り抱きしめるソヌを見て、息子ジュニョンは失望し失踪。ラストシーンでジュニョンが帰宅した家は、母ソヌが待つ場所でした。
『夫婦の世界』日本リメイク版との違いは?
『夫婦の世界』は、日本で『夫婦が壊れるとき』というドラマでリメイクされています。その違いについてご紹介します。
| 違い | 韓国版の特徴 | 日本版の特徴 |
| 感情表現 | とても感情的 激しい言い争いがある | 感情表現は控えめ 心の中で悲しんだり怒ったりする |
| 尺の長さ | 1話約80分で全16話 | 1話30分で全13話 |
| 夫の人物像 | セクシーな大人の男 | 可愛らしい年下夫 |
| 不倫相手の人物像 | 気が強い女 | 可愛くてあざとい女 |
韓国と日本では、それぞれのお国柄があらわれる違いが感じられます。感情表現の豊かさは韓国に軍配が上がりますが、日本人の視聴者が感情移入できるのは、静かに悲しみ静かに怒りに燃える日本のスタイルだったかもしれませんね。また、人物像に関しても韓国のほうが大人感漂う配役で、日本は可愛らしい路線を見せました。こちらに関しても、双方の国の国民性が色濃く表れていますね。
まとめ
『夫婦の世界』のキャストやネタバレについてご紹介しました。日本でもリメイクされた本作は、韓国と日本でそれぞれ違いを見せる興味深い作品。ストーリーの主軸は同じですが、細かな表現スタイルやキャストの雰囲気、役どころなどに違いがみられますので、興味のある人はぜひ見比べてみてください。同じドロ沼不倫劇でも、国が違うとこれだけ違った色の作品になるのだと、あらためて感心させられるかもしれませんよ。












